北千住│鶴田不動産株式会社公式ホームページ

代表取締役の鶴田和久と申します。
宅建業を経営するにあたり、私なりの考え方をお伝えしたいと思います。

私が40歳の時、「司法書士試験」に挑戦致しました。※50歳まで頑張りましたが不合格でした。
「司法書士試験」の受験科目は、以下の11科目です。
民法・不動産登記法・商法、会社法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・刑法・憲法

相当、勉強しました。
自分でも民法は大学院レベルまで行ったと思います。
勉強して気づいたのは、世間はこうして動いているのか、法律とはこういう趣旨なのかが分かったことでした。
宅建業を仕事としていても「司法書士試験」の勉強をするまでは、「法律とは」を知りませんでした。
宅建業では、「民法」と「不動産登記法」がセットなんだと分かりました。

善意・悪意がポイントです。
「善意」　知らなかった
「悪意」　知っていた
悪意でも知っていたのに知らないふりをすることは許されません。
善意でも知らなかったことに過失は無かったのかも論点になります。

また、意思の確認が重要です。
自分がそうしたいという意思がなければ、契約は成立しません。詐欺、脅迫、心神喪失などは、
契約が成立しないか取り消しができたりします。
高齢者の不動産売買をご子息が行っても高齢者自身の正常な判断がなければいけません。

刑法は、全然分かっていませんでした。刑法は、「動機」が重要です。
自分に動機がなければ、立証できません。
取り調べ、自白が重要なのは、このことから発します。（宅建業とは、関係ないですね）
宅建業では、そのほかの法律で宅地建物取引業法・建築基準法・税法などがあります。
「建築基準法」は、建築するときに重要な法律です。この法律に適合しなければ、建築できません。

そこで民法に関係するのは、一番に道路です。
道路といっても「私道」です。所有権という権利関係があります。
こうして複雑な法律というものに留意しながら宅建業を経営することの大事さを知りました。

単なる商売ではない。
自分も法律を理解して法律に則った商売を行う。とても大変なことですが、守らないものは守らないといけない。
それが、私の会社のコンセプトとなっています。